「反応」とは
コーチングを学ぶ中に、〝自己基盤を整え強化する〟という項目があります。コーチ自身の在り方や状態が大変重要なのです。この基盤の状態をチェックする指標の一つに「反応が減る」があります。自己基盤が強化されると反応が減るというのですが、そもそも「反応」とは何なのでしょう。
ここでは、
「A:出来事(Activating events)」に対して →「B:固定観念や信念・価値観(Belief)」を通して「意味づけ・解釈」を行う → 「感情」が湧き「C:結果(Consequences)」としての情動が現れる。
出来事が結果を生むのではなく、その間に〝その人の解釈〟が加わった結果であるという「ABC理論」(論理療法)の〝出来事に対して起こる情動〟を「反応」とします。
ではその「反応」が減るのは、
1.「感情」に因り引き起こされる「情動」、この関係を減らす、希薄にする
(感じても、それに対する動揺を小さくする)
2.「意味づけ・解釈」を変えて「感情」を変える
(子供の声を「うるさい」から「未来を担う元気さ」と受け止める)
3.「出来事」を感知しない
(感知機能、認知機能、センサー感度を下げる)
が考えられます。
自己基盤を整え強化する
「自己基盤強化により反応が減る」のは上記「1」「2」の場合かと思われます。
とくに「2」は、リフレームやポジティブ思考にも通じる事ですが、先ず、自分がどんな「B」を持っているのかを認識することが重要です。「自己認知」が出発点になります。
「1」は、どうなのでしょう?
「沸き起こる感情」を否定したり、押さえ込むのでなく客観視する「今、自分はこの出来事にこういう感情を引き起こしているのだな」と見つめ受け入れる事が出発点と学びました。
結局、先達から言われている「己を知る」、これなのですね。
「感動」は?

「感動」は、「感じて」「動く」ですね。「B」を介していません。
左の写真は、大通りの街路樹、綺麗に咲いている花を見つけました。
「綺麗」は私が感じたこと。桜並木と比べるとどうって言うことないと思う人や、花が咲くと**が面倒なんだよ、と思う人が居るかもしれません。
「3」に関わり、身体が心が自身を防衛するために「感じなくなる」「感覚が麻痺する」ことがあります。
人と深く関わることに不安や恐怖を感じて心を閉ざす状態、「ネガティブなことを感じないようにする」状態に陥いると五感全体が感じないようになってしまうそうです。
そうすると「生」を感じようと、あらぬ方向でより強い刺激を求めるようになり、その悪循環で感覚が麻痺していくと言うのです。
「反応」が減っても「感動」は増やしたいです。
小さな喜びを見つけていく、今まで見逃していたことに喜びの意味づけをしていく。これかな~
アイキャッチ画像の「本」、昨年マイコーチからプレゼントされたもの。
まだまだ反応した自分に「何反応しているんだ!」とツッコミを入れたり、「まてまてとなだめたり」、確かに反応幅が小さくなってはいますが・・・
再度、読み直しました。