タグ: コーチング関係

▲ Disney's Castaway Cay (Bahamas)

助長する

▲ お寺の境内に垂れる「ザクロ」

「助長」?

「助長」は、良くない意味で使うものと認識していました。人の成長や物事の進行を助けるつもりで余計な手助けを行うことで、結果的には当事者のためにならない状態を作ってしまう。本人の主体性を削ぐということで、コーチなど人の育成に携わる者として行ってはいけない、との意味です。 しかし、助ける、成長という漢字を想いうかべ、良い意味で使う人がいました。 語源を調べてみると、『孟子』の「苗を助けて長ぜしむ」に由来し、「成長しない苗を不必要に引っ張ることで、苗が枯れてしまう」という故事に基づくとありました。私の認識は間違ってい…… READ MORE

望む人生

▲ 心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず [孔子]

望む人生に向けて「修活」

「しゅうかつ」、「就活」ではなく人生の「終活」という言葉が聞かれるようになって久しいですが、私は「修活」を使います。 今年は、酷暑による肉体的なダメージに限らず、感覚機関や脳の働きにも変化を感じる夏でした。その変化を受け入れた時に「修活」が浮かんだのです。 「終了」ではなく「修了」するためには設定したゴールをクリアする必要があります。 私の人生のゴールは何? これを問いかけた時、20年以上前、コーチとして独立した時に考えた「望む人生」がクローズアップされました。 〝魂に正直に生き、人々の喜びが自分の…… READ MORE

気持ちを一緒に

▲ どんな気持ちかな?(ネット上のフリー素材より拝借)

「コーチング」の本質は

コーチングは、“ゴールを目指す” “目標を達成する” ためのツールとして語られることが多いようです。 コーチングの成果を「望む結果を得る」ことに絞ると “結果を出させるコーチの関与” が始まります。結果に向けて課題を解決し、そこに向かうプロセスをコーチが持つ知識経験から考え出し、自身の有能性を証明する羽目に陥ります。 コーチングの本質は「クライアントの成長」であり「主体的に成果を生み出す人」を開発することです。コーチが証明するのは「クライアントの有能性」なのです。 今日このテーマを扱ったのは、コーチング業界…… READ MORE

自己との対話

▲ 「森の語らい」(名嘉睦稔 作、部分)

「語らい」

その作品に惹かれ、長年使い続けている睦稔さん(名嘉 睦稔(なか ぼくねん)沖縄の版画家)のカレンダー、6月を剥がす段になって気づきました、一か月間見ていた画は「森の語らい」。 「語らい」は、単なる会話や話すことよりも、より親密な関係性の中で心を開いて話す様子を意図した表現ですね。 コーチングの “対等でお互いを尊重し合う関係” とは意味合いが少し違うように感じます。 今回は「コミュニケーション」を切り口に、コーチングの本質を考えました。

自己との対話

よく言われているコーチングの原則の中に「コーチングは双方向コミュニケーシ…… READ MORE

1on1は何のため

▲ どちらが困っている?

組織における1on1ミーティングの目的

組織内で行われる1on1ミーティング(以降、1on1)、ここでは基本的に上司(マネージャー職)と部下の間を想定していますが、その目的、大義名分は 「人材開発」と「組織開発」にあります。 前者は、組織内の一人ひとりの能力を開発し(強みを引出し)生産性の向上につなげる「人」に向けてのアプローチ。 後者は、人と人の「関係性」(相互作用)を改善し、効率や生産性向上につなげるものです。 ここ数年、企業さんの1on1研修に関わって気づいたこと、そして私が焦点を当てているポイントを述べてみます。

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未来を変える

▲ 日本コーチ協会群馬チャプター(ぐんちゃぷ)勉強会

ぐんちゃぷ勉強会

日本コーチ協会群馬チャプター「ぐんちゃぷ」の勉強会に参加しました。 今期、3回に亘る勉強会テーマは「違いをつなぐコミュニケーション」。前回は私が担当し、「違いをつなぐ〝技〟」を扱いました。 今回は最後の3回目、講師は渡辺照子さん((株)TERUコミュニケーションステージ)で、「良い聞き手になるために、私たちにできること」でした。
「未来を変えるコーチング」 p.25より
切り口は「リスニング・コンパス(聴き方の羅針盤)」、2023年6月のトピックスで私も紹介している本「未来を変えるコーチング(ヘスン・ムーン著…… READ MORE

反応が減る

▲ 2500年前の智慧が今に

「反応」とは

コーチングを学ぶ中に、〝自己基盤を整え強化する〟という項目があります。コーチ自身の在り方や状態が大変重要なのです。この基盤の状態をチェックする指標の一つに「反応が減る」があります。自己基盤が強化されると反応が減るというのですが、そもそも「反応」とは何なのでしょう。 ここでは、 「A:出来事(Activating events)」に対して →「B:固定観念や信念・価値観(Belief)」を通して「意味づけ・解釈」を行う → 「感情」が湧き「C:結果(Consequences)」としての情動が現れる。 出来事が結果を生む…… READ MORE

「学び」「学ぶ」

▲ 我が街中に居られました

知りました

私の散歩コースの一つに徳林寺があり、昨年正月のトピックスで紹介した観音大石仏が居られるお寺です。このお寺の墓地に涅槃仏(ねはんぶつ)も居られることを知りました。歩くルートを少し変えたことで見つけたのです。 涅槃仏は「お釈迦さまが入滅する様子を仏像として表したもの」ということは知っていましたが、今回、大仏さまの姿勢には以下の意味があることを知りました。 座像(ざぞう);どうすれば人を救済できるか、瞑想している修行中の状態 立像(りゅうぞう);修行が終わり立ち上がって積極的に人に伝えている状態 臥像(がぞう);全ての…… READ MORE

コーチングは馬車?

▲ グランドキャニオンで見つけた観光バス

コーチの語源は馬車

COACHブランドのロゴマーク
「コーチ(coach)」の語源は「馬車」です。「その人が望むところへ連れて行く」という意味で個人的な家庭教師をコーチと呼んだことに始まり、「その人の目標達成を支援する」という意味で「コーチング」という言葉が使われるようになりました。 いま乗り物としての「コーチ」は、長距離バスや2ドアセダンを指すようです。上の写真は、以前グランドキャニオンに行った折りに見掛けたバスです。 また私は、コーチングではクライアントが「自ら目標を設定」し、コーチはその目標に向けて「個別に対応」する…… READ MORE

楽しむ

▲ 満開の梅、香る

「楽しむ」

今日のアイキャッチ画像は、私の散歩道にある梅の木です。今既に満開、良い香りを漂わせています。私の好きな香りです。 2月3日のトピックスに掲載した「孔子の言葉(論語)」には「そのことを好きな者は、そのことを楽しんでいる者にはかなわない」とあります。 私の〝梅の香好き〟は、〝梅の香を楽しむ〟に進んでいます。この時期、梅の香を求め、そこに佇(たたず)んでいます。ぼ~っと味わっています。

コーチを楽しむ

先日、コーチ養成講座の最終日を担当しました。そこで「コーチという仕事を楽しむ」という話題が上がりました。コーチングスキ…… READ MORE