熊本復興支援

▲ 草千里展望所から望む阿蘇中岳

支援を騙った観光旅行

以前から行きたかった九州中部の観光スポット、熊本・阿蘇・竹田(大分県)・高千穂峡(宮崎県)を3日掛けてドライブしてきました。熊本復興支援を騙る(かたる)ため宿泊は熊本に限定しました(^0^)。

上の写真は、南阿蘇「草千里展望所」から噴煙を上げる阿蘇中岳を望んだものです。阿蘇中岳は現在、火口から概ね1kmの範囲で大噴石や火砕流への警戒が呼びかけられ、立ち入りや見学が規制されています。

阿蘇北外輪山の最高峰「大観峰」(だいかんぼう)にも行きました。阿蘇の外輪山の中でも屈指のビューポイント、カルデラ盆地や阿蘇五岳の雄大な景色を一望でき、大自然を観光する客としては大満足、夏日を示す気温で暑かったですが。

城の石垣

熊本城「二様の石垣」

今回の旅行には、「お城の石垣を楽しむ」目的がありました。
平山城(ひらやまじろ)である熊本城には、この写真に写る「二様の石垣」とよばれる石垣があります。築城当初(加藤清正の時代)に積まれた緩やかな石垣(右側)と、後に(細川忠利・加藤忠広らの時代)増築された急で堅固な石垣(中央)が並んでいるのです。本丸御殿を広げるために築き足されたのか?と想像しましたが・・・

これら二つの隅角部(角)の石の積み方に大きな違いが見られると共に石の形や表面の美しさに、石工の高度な技術を感じました。
特に隅角部の「反り返り(上部の傾斜)」と「算木積み(さんぎづみ)」が使われているか否かに明確な違いがあります。

一本石垣

こちらの写真は、案内看板にあったもので、2016年の熊本地震直後の「飯田丸五階櫓」、頑強な算木積みの隅角部のみが耐え残っている姿で、「一本石垣」と呼ばれています。

「算木積み」が角の部分に細長く加工された大きな石を互い違いに配置し、崩れ難くしているとは聞いていましたが、今回はボランティアの解説者の方に、「丈夫な理由」を詳しく説明していただくことが出来ました。その知識を持って、次の城、大分県竹田の「岡城」に向かいました。

岡城の大手門

岡城は、山城(やまじろ)、断崖絶壁の地にそびえ立つ高石垣で有名です。絶壁上に累々と築かれている石垣郡、それは見事なのですが、その上に立つと足がゾクゾクします。

少年時代を竹田で過ごした滝廉太郎は、岡城をモデルにして名曲「荒城の月」を作曲してと言われています。

こちらの写真は「岡城の大手門」。完璧な「算木積み」が見られます。長方形の石の「長辺」と「短辺」を交互にかみ合わせて積んでいますが、長辺と長辺の間に出来る隙間をきっちりと短辺と同じ大きさの正方形の石で埋めているのです。この写真に見えている面で言えば、「長方形」「正方形2つ並び」が積み重なって見えています。2つの正方形の内、外側は横の面の長方形の断面(側面)なのです。

この後「高千穂峡」に向かい、そこでも多くのインバウンドと出合いましたが、韓国、台湾からの人々が多かった様に感じます。今回の旅行で印象に残ったのは、われわれ(老夫婦)が、記念写真を撮ろうとしていると「二人一緒に撮りましょうか」と声を掛けてくれる外国の方が居たことです、2回も!嬉しいですね。

世界中の人々が「石垣」の様にガッチリと組み合わさりたいものです。