「哲学入門」

▲ NHK Eテレで出合いました

初めて知りました

就寝前のクールダウン時に偶然目にしたテレビ、NHK Eテレ「100分de名著」に思わず惹きつけられてしまいました。
取り上げられていた本「哲学入門」は〝20世紀最高峰の哲学者による、隠れた超ロングセラー〟と謳われていますが、私からも隠れていたのですね、知りませんでした。
日常生活に「哲学」という言葉が現れない(恐らく多くの)人にとって、昔教科書に居たプラトン、アリストテレス、デカルト等が哲学者ではないでしょうか。
これらは「古典的哲学」と呼ばれるもので、これに対し「現代(実存)哲学」と呼ばれる哲学があるそうで、その代表者が〝カール・ヤスパース〟本書の著者でした。

それらの違い

古典的な哲学と、ヤスパースに代表される現代(実存)哲学の間には、「客観的な真理の探究」から「個別の私の生き方」への大きな転換があるのです。
「誰にとっても正しい共通の答え(普遍的真理)」を見つけよう、「世界の背後にある絶対的な秩序」を明らかにしようとする姿勢から、
人間には知性だけでは解決できない「限界状況」があると考え、一般論としての「人間」ではなく、今ここにいる「この私」がいかに生きるかを問い直したのです。
死、苦悩、争い、罪など、避けることも変えることもできない壁に直面したとき(限界状況)、人は客観的な知識ではなく自分自身の決断を迫られるのです。
2回の世界大戦、ホロコーストを体験したヤスパースには、その理性の限界を直視せざるを得なくなったという背景があり、そこから生まれた哲学だと思うのです。「この過酷で不条理な世界で、私はどうあるべきか?」という内向きの問い(実存的問い)を立てたヤスパースに、私が持っていた「哲学」の概念を大きくひっくり返されました。

新たな学びを

バッサリ切られて接ぎ木が

「哲学」が〝教科書〟の中から〝私〟の中に移動してきた感じです。
まだまだ言語化できない状態ですが、学び続けようと思っています、「哲学」を。2月23日には第4回目の放送があり、楽しみにしています。
ヤスパースが挙げた4つの「限界状況(死・苦悩・闘争・罪)」をどのように乗り越えたのかを学びます。

昨年6月18日トピックスで写した散歩道のキウイ、今日見ると見事にバッサリ切られていました。
よく見ると「接ぎ木」されています。あれだけ実を付けていたのに・・・何故? 新しい芽を育てる必要は何処にあったのだろうか?
何百年も生き続ける樹木に会いに行き、感動と畏怖の念を抱いてきた私にとって、「次の世代の土台になる」は必要なことだと思いつつ、寂しい気持ちも・・・

満開の白梅

散歩道の先には、こんなに見事に花を付けている「白梅」もありました。香っています。

人それぞれの生き方、
自分の生き方を考えさせられます。