ビジネスリーダーに求められるもの
〝不確実な社会〟〝AIの台頭と人間の価値〟などに直面している今、ビジネスリーダーに求められるものとして「リベラルアーツ(教養)」の重要性を対談している場面に出会いました。(日本語では「教養」を対応させていますが、私には違和感があるためカタカナで表記しています。)
「リベラルアーツ」とは何なのか。
将来の変化を予測しがたい時代には、特定の知識や技能だけでは通用しない場面が増え、その時に必要となる
・ものごとを多面的に捉える力(批判的思考・創造的思考)
・異なる価値観を理解し、対話する力
・新しい問題に柔軟に対応する力
これらの力を生む基がリベラルアーツだと。私もそう思いました。
コーチに求められるもの
コーチとして、コーチを養成するメンターとして私は「コーチングスキル」と「コーチングマインド」を両輪として伝えてきましたが、「専門知識」と「リベラルアーツ」も両輪であると解釈し納得したのです。
「コーチングマインド」が「コーチングスキル」に方向性を与え、
「コーチングスキル」が「コーチングマインド」を実践現場に生かす、という相互関係なのです。
そして更に、「コーチングマインド+リベラルアーツ」がなければならない、
コーチにもリベラルアーツは求められるものだと強く思いました。
大銀杏の智慧

前回のトピックスで「智慧」を考えました。
今回のアイキャッチ画像は、埼玉県東松山市にある岩殿山の山腹にある正法寺(しょうぼうじ)に佇む銀杏の根っこです。
高さ30mを超え、推定樹齢700年とされる大銀杏。細い根が複雑に絡み、もつれあって盛り上がっています。裏に回ると大きな岩が見え、それに覆い被さるのではなく、抱きかかえているように思えました。
高く勇壮に聳える幹姿と、この根の張りように、私の想像を超える有り様を感じました。幹と根の関係に違和感を覚えたのです。太い幹には太い根という思いを隠している、見えないようにしているのです。
どうやら1本の幹とその根ではないようなのですが、そんなことはどうでも良く、このように作り上げてきた秘められた生命力は何なのだろうか。
この姿から何を学べば良いのだろうか、問いを投げかけられました。
禅問答のように試されているような・・・、正にこれが大銀杏の智慧か・・・

話は変わりますが、10月1日のトピックスで話題に上げた「ムベの実」、こんなに熟してきていました。食べられるのもありそうです。
期が来れば熟し、次のサイクルに回していく、世代交代で種を保存するもの、何百年続く生命力で何かを伝え残していくもの。
前者が「専門知識」で、後者が「リベラルアーツ」のようにも感じます。
不確実な社会では、専門知識の深化に加えて、変化に対応する思考の柔軟さが求められます。大銀杏の根っこのように、その柔軟さを支えるのがリベラルアーツなのでしょうね。


