気持ちを一緒に

▲ どんな気持ちかな?(ネット上のフリー素材より拝借)

「コーチング」の本質は

コーチングは、“ゴールを目指す” “目標を達成する” ためのツールとして語られることが多いようです。
コーチングの成果を「望む結果を得る」ことに絞ると “結果を出させるコーチの関与” が始まります。結果に向けて課題を解決し、そこに向かうプロセスをコーチが持つ知識経験から考え出し、自身の有能性を証明する羽目に陥ります。

コーチングの本質は「クライアントの成長」であり「主体的に成果を生み出す人」を開発することです。コーチが証明するのは「クライアントの有能性」なのです。
今日このテーマを扱ったのは、コーチング業界では10年以上前に卒業したと思っていた「目標達成!コーチング擬き(もどき)」が未だに残っている現状に出合ったからです。
但し、これは私の価値観に基づくものであり、あなたに押しつけるものではありません、私自身に対する戒めでもあります。

気持ちを一緒に連れて行く

ある企業で、「コーチングを導入した年は成果が出たが、翌年は上手くいかなかった。それどころかメンタル不調者が出てしまった」という話を聞いています。
その主なる原因は「やらされ感」、主体性がなく気持ちが付いていないからだと思います。

コーチングの肝は「気持ちを一緒に連れて行く」ことにあります。
コーチはクライアントの行動変容に焦点を当てて対話を進めますが、常に「クライアントの気持ち」を感じ取る傾聴力を発揮させる必要があります。どのような気持ちで行っているのか、どのような気持ちになるか、など。
さらにその気持ちを口に出してもらう、“感情を言語化する”ことで自分の気持ちに意識を向けてもらうのです。

クライアントが話していることと、コーチがノンバーバル(言外)に感じることに差異がある場合の多くは、ノンバーバルに真意が含まれています。そのときコーチは率直に違和感を伝え、クライアントの判断を仰ぎます。

もし、クライアントの中に隠れた気持ちがあった場合、それを明らかにした上で一緒に連れて行く方法を考えてもらうのです。

魂を待つ、インディオの話

コーチングの「行動と気持」の話ではありませんが、こんな話を思い出しました。
南米の先住民(インディオ)が、ポーターとして探検隊をサポートして移動しているとき、彼らが突然動かなくなる話です。
彼ら曰く「私たちは早く歩きすぎた。だから、魂が追いついてくるまで待たなければならない」。

アメリカノリノキ

人間の魂、心はゆっくりとしか進めないようです。

この写真、散歩道で見つけた白いアジサイです。調べると「アメリカノリノキ(アメリカアジサイ)」、北米原産のアジサイで、園芸品種の「アナベル」だと分かりました。シンプルですが、なかなか魅力的です。
散歩中は〝自然〟とくに植物と対話したり、調べたりしています。

在宅時の私の生活、午前中は机に向かう仕事、午後に身体を使う仕事と散歩、夜の時間帯は再び机に向かうパターンが多いです。夜の時間は(少し)お酒が入っていることもあり、本を読んだり、魂(気持ち)と対話していることもありますかね~
こう振り返ると、結構「気持ちを大切に、一緒に連れた」生活を送っていまると再認識しました。感謝。