上田城の「春」

▲ 南櫓門から見下ろす東虎口

上田城千本桜まつり

天正11年(1583)、真田昌幸により築城された上田城。二度に亘る上田合戦で徳川の大軍を撃退し、天下にその名を轟かせた城です。
今は、春になれば約1,000本の桜が咲き誇る桜の名所。満開の「千本桜まつり」に合わせ、8年振りに訪問しました。

東虎口から見上げる南櫓

今回は近くに宿をとり、ゆっくりと散策、前回飛ばした「櫓(やぐら)」まで上がり、新しい視点で桜を眺めました。上のアイキャッチ画像は、「南櫓」から城内への出入り口である城門、「東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)」の前を見下ろし写したものです。
右の写真は、逆に「東虎口櫓門」の前から「南櫓」を見上げた写真です。いずれも満開の桜が綺麗です。

「南櫓」「東虎口櫓」と連なって「北櫓」が構えています。この(北櫓)リンク先は8年前のトピックス、素晴らしい晴天でした。

南櫓から城門に迫る敵を撃つ

ちなみに虎口は、虎(トラ)の口であり極めて危険な場所を意味しています。

南櫓内には「火縄銃」と「はっぴ」が用意されており、攻め入る敵を迎え撃つ準備が出来ていました(インスタ用?)。

城門は、正に虎の口、櫓から狙い撃ちされる危険なところなのです。

「虎口」は、城の出入り口の場合は「こぐち」と読み、一般的に危険な場所や状況を表す場合は「ここう」と読むそうです。

虎穴に入らずんば虎子を得ず

こちらは「こけつにいらずんばこじをえず」、虎の住処である「虎の穴」に入らなければ、虎の子(虎子)を手に入れることはできないということ。
思いきって危険を冒さなければ、めざましい成果はあげられないことを意味する慣用句ですね。
変化が激しく、先行きが不透明なこの時代にあってこそ、リスクを犯してでも決断していく勇気が求められます。
今の私、出来ていないな~