ピアノリサイタル

▲ 紀尾井ホールでのピアノコンサート

アレクサンドラ・ドヴガン

知り合いのピアノの先生のご招待で聴いてきました。
「アレクサンドラ・ドヴガン」ヨーロッパで高い評価を得ている18歳の天才ピアニスト。繊細なタッチと高い技巧を備えた演奏は日本でも絶賛され人気を集めているそうです。

私にとっては、難しい曲を美しく弾きこなしているな、演奏曲自体が難解だな、と全く素人のものだったのですが、時の流れと共にこんな感じを持ちました。
それは、彼女が作り出す舞台とホールの空気、聴衆を彼女の世界に引き込む、そんな感覚では無いのです。
彼女の奥には壮大な宇宙があり、彼女の舞台は聴衆とその宇宙をつないでいる、そんな感じを受けたのです。初めての感覚でした。
アンコールに3回も応えてくれたのも驚き(これくらいは普通なのですかね)。その3曲目にやっと私にも馴染みのあるショパンの曲が現れて、ホッとしたのは何故でしょう。

青山通り、外苑前を散策

天を突く外苑いちょう並木

ピアノリサイタルは、紀尾井ホールで夜の開催でしたので、その前に久しぶりに外苑前から青山通りを散策しました。

神宮外苑と言えば「いちょう並木」が有名で、秋の紅葉時期は毎日のように、その美しさと人出模様がTV画面を賑わせます。
今の時期の様子がこちらの写真、私が驚いたのは、いちょうの枝振りです。
上に上に向かって天を突いている姿です。

TVニュースの画像は黄金色の染まった、そこを楽しむ人々にフォーカスしているので、この高さは表現していません。冬の並木は私の思っていた「いちょうの姿」ではありませんでした。
何を見せるのか、どう見せるのか、カメラマンの意図でその姿は変わるのですね。

金明孟宗竹

一方こちらの写真の竹、真っ直ぐ伸びるのは当たり前の姿ですが、一節毎に模様が入っているのです。

これを見つけたのは、青山通りに面した「長青山 梅窓院(ばいそういん)」の参道でした。とても不思議な想いで魅入ってしまいました。

その周期性から、初めは人工的なものではないかと検査の目で見たのですが、どう見ても自然が作り出したものでした。

帰宅後、画像検索すると「金明孟宗竹(きんめいもうそうちく)」と呼ばれるもので突然変異で生まれた孟宗竹のようです。
「自然」って面白いですね。