佐久地方を探求

新海三社神社拝殿に向かう道の大ケヤキ

新海三社神社

私の第二の故郷だと公言し、マイ温泉に指定している春日温泉のある佐久市ですが、まだまだ知らぬ事が沢山。今回は、長野県のGo To トラベル事業「信州割SPECIAL」を利用してマイ温泉に宿泊し、「新海三社神社」龍岡城五稜郭・展望台」「蕃松院」を巡ってきました。

▲ 新海三社神社の大鳥居

新海三社神社は、佐久三庄三十六郷の総社と言われ、源頼朝による社殿の修理再興の口碑、武田信玄の箕輪城攻めの戦勝祈願の願文も残されてる由緒ある神社でした。

独特の大きなしめ縄を巻いた鳥居をくぐると遠くに大ケヤキと大スギが立ち並ぶ参道が続いています。

大ケヤキの幹

今回の旅で私の気を惹いたのは「大ケヤキ」、その風貌とたたずまいです。上のアイキャッチ画像は、参道の左右にある大ケヤキ、こちらのスナップ写真はその幹の一本と私です。
風雪に耐えた幹の表面は、石のような手触りで、とても樹木の表皮とは感じられませんでした。

この木も充分に太く、存在感が在りますが、(実は後で知ったのですが)少し離れた所に「幸殿の大ケヤキ」と呼ばれる「御神木」があったのです。今回、お参り損ねました、残念!

新海三社神社には、拝殿、神楽殿、西本社、中本社、東本社の三つの社殿、奥には、室町時代末の永正12年(1515年)の建造物で、国の重要文化財に指定されている三重塔があります。すべて立派なものでしたがここでは省略、リンク先でご覧ください。

▲ 岩を抱くケヤキ

佐久のこの辺りは、龍岡城を中心とする地域ですが、この「龍岡城五稜郭」は「函館五稜郭」と共に日本に二つしかない星型稜堡をもつ洋式城郭なのです。
そこは以前に訪問していたので、今回はそれを山から見下ろす「五稜郭展望台」に行きました。
その登山道で出合ったのがこの写真、岩を抱いているケヤキでした。
まだ若い木ですが、岩を抱え込む姿に感動を覚えました。近年の暴風雨で倒木の多い山中でしたがこの子は凄い!

蕃松院(ばんしょういん)

▲ 蕃松院裏山のお地蔵様

この地域には武田信玄・勝頼に仕えた戦国時代の武将・依田信蕃(よだのぶしげ)の墓がある蕃松院という立派なお寺(曹洞宗の寺院、山号は大梁山)が在り、お参りしてきました。
その裏山で出合ったのがこちらのお地蔵様です。
100年以上は経っているのでしょうね、苔むし痛んでいますが「お顔」にとても惹かれました。

今回の旅では「大ケヤキ」「お地蔵様」に焦点が当たりました。(佐久に来たときの恒例行事「ピンコロ地蔵」参りも済ませています)

自ら動くこと無く「そこに在り続け」「人々に何かを与え続ける」存在。
私が理想とする在り方です。