「個」と「組織」

▲ 散歩ルートの気になるトラック「進歩自由夢」

語呂合わせへの興味から

散歩道脇にある駐車場に駐まっている大型トラック、そこに書かれた「進歩自由夢」に惹かれました。
調べてみると、(株)シンポジュームの車、そのホームページを見るとなかなか面白い会社。経営指針は3つの視点から「会社:すべては、お客様のために」「社長:すべては、従業員とその家族のために」「社員:すべては、会社のために」と独立させて表していました。それらのベクトル合わせ「三方よし」をどう実現させるのか、企業研修を行っている私のテーマでもあり、大変興味深く感じました。

また、「シンポジューム(symposium)」を調べると、元々は対話・座談を伴った古代ギリシャの酒宴であることも分かりました。「古代ギリシャの酒宴」、良い雰囲気を想像します、哲学的な・・・私の勝手な想像。
古代ギリシャと言えばオリンピックですね、今、東京でコロナと共に真っ盛り!

五輪選手の言葉を聞いて

五輪報道を見ていて感じたことが3つあります。
メダリストの口から出てくる「感謝」の言葉や「皆さんのおかげ」の多さ。
次に「楽しむ、幸せ」の言葉と、実際それを感じている様子が覗えること。
最後は、戦っている相手をリスペクトし、能力発揮を願い賞賛していること。

で、これらは若い世代のアスリートにより多く感じたのです。
「国の威信をかけて勝たねばならぬ、私が勝つ為に相手にはミスして欲しい」、こんなさもしい心は微塵も無い様です。こんな言葉が浮かぶこと自体、私自身が育った社会環境を引きずり抜けきれていない事を思い知らされました。

「個」か「組織」か

企業研修を行っていて、自分の立ち位置を考えることがあります。
上記の「三方よし」を実現するためには?です。第3の選択肢を探すのがコーチングですが、敢えて2極化すれば「組織あっての個人」なのか「個人あっての組織」なのか。
ざっくり、50代以上が前者で、30代以下が後者ですかね~、40代は混在。

私の胸元のSDGsピンバッジ

私はかねがね「働き方改革」は「生き方改革」、人生を豊かにする働き方だと言っているのですが、これは後者(若い人)に通じる表現だと思いました。

それは、「働き方改革」は「働かせ方改革」だと思っている管理者層と出合ったからです。
その人達には、時代が変わったことを理解してもらわないといけないです。おまけにその変化はコロナで加速されている。
サステイナブルな発展(SDGs)を目指すのであれば、日本人の知恵「三方よし」を活用すべきですね。これは、年配者にも通じやすいかもしれません。