季節の変化を感じる散歩
9月末になりやっと、外を歩ける気候になりました。「秋」のはずです。
身体では「残暑」を感じつつも「必死で秋を探す散歩」に出ました。
出てみれば、容易に見つかりました、〝彼岸花(曼珠沙華)と頭を垂れる稲穂〟既に秋でした。私の中では秋の典型的な風景です。
そう思った時に〝土手の土筆と桜〟私にとっての春の典型も浮かびました。そして、これらは幼い頃にすり込まれた風景だとも。
あなたにとっての秋は何ですか?
植物季節観測
前回トピックスの最後に「銀杏」と「もみじ」を話題にしましたが、正に「季節」と「植物」を結びつけていますね。
古来、日本では「俳句」の「季語」に象徴されるように「季節感」が大切にされてきていますが、現在の日本でも「公(おおやけ)」の組織でこれを継承していることを知りました。
気象庁では、全国の気象官署で統一した基準を持っていて、「うめ・さくら」が開花した日、「かえで・いちょう」が紅(黄)葉した日などの「植物季節観測」を行っているとのことです。そう言われれば「桜の開花宣言」はこれですね。
植物(うめ、あじさい、すすき、いちょう、かえで)以外にも
「生物季節観測」として、あきあかね初見/あぶらぜみ初鳴/うぐいす初鳴/えんまこおろぎ初鳴/きあげは初見/くまぜみ初鳴/しおからとんぼ初見/つくつくほうし初鳴/つばめ初見/ひばり初鳴/ほたる初見・・・

沢山決められているのです。驚きました、と同時に懐かしさと、失われていくのではないかとの不安も・・・
こちらの写真は、私の散歩道にある「里芋畑」、収穫直前です。「芋」も「秋」ですね。
この写真の上部に青いラインが水平に見えていますが、これは「キウイ畑」を囲うネットです。
私の地元は、里芋の産地として全国的にも有名なのですが、近年、キウイ作りが増え始め、里芋畑がキウイ畑に変わってきています。
市場ニーズの変化によるものか、気候変化によるものか、他に理由があるのか・・・、

青いネットの中を覗いてみると、この通り「たわわなキウイフルーツ」が隠れていました、収穫までもう少し熟成を待つ必要がありそうです。
私の子どもの頃の記憶にキウイフルーツはありません。調べると、「日本で本格的に栽培・普及し始めたのは1960年代、ニュージーランドから苗木が導入されてからで、特に1970年代以降、ミカンの生産過剰に対応する転換作物として愛媛県などで栽培が拡大した」とありました。「里芋よ、キウイに負けるな」と思いつつ散歩を続けていると

お寺の境内に、こんなもの “手作りの里芋観音” を見つけました。地元の農家さんが作って納めたのでしょうか。
コスパ、タイパが求められる時代、高く売れるものを作るのは必須でしょうが、効率が悪くても残したいもの、残したい手法はあると思うのです、手間暇かけてもこだわりたいものが。
それが「持続可能」な世界、SDGs(Sustainable Development Goals;エスディージーズ)の目指すところにつながると信じています。
上に書いた「気象庁の観測対象」ですが、対象から削除された項目もあるようです。その理由は・・・
「季節感」が失われる日本になっていくのが怖いです。


