立ち位置を考える

▲ 国際コーチング連盟日本チャプター

ICFジャパン アドバイザリーボードに参加して

私は今、NPO法人日本スクールコーチ協会の顧問として「コーチング研修」や「コーチ養成講座」に関わっています。この協会は、ICFジャパン(国際コーチング連盟;International Coaching Federation の日本チャプター)のファミリー(賛助会員)でもあり、アドバイザリーボード(諮問委員会)にも参加しています。今回は協会理事に代わって私が参加しました。

この業界では古株になってしまった私、他のファミリーには懐かしい面々、錚々(そうそう)たる面々が集まっていました。恐らく私が最年長になると思いますが、懐かしんでいる場でなく、私自身の立ち位置、役割を考えさせられる時間になりました。

ICFジャパンの働き

ICFジャパンの存在意義は「日本においてICFの倫理規定とコア・コンピテンシーをベースとしたコーチングを拡大・深化させること」にあります。
また一方で、資格認定権限を持つICFに対して日本人コーチの資格取得を支援する活動を行っています。
コーチングを学ぶ日本人にとって「英語の壁」が大きいのです。例えば資格試験問題、オリジナルである英語で作られた問題文を日本語訳した文章を読んでも、意図(真意)が掴み難く、正答率が下がってしまう現象が起こっています。出題意図を的確に捉えた日本人(ネイティブ)が、日本語で問題文(意訳分)を作ることが必要になりまが、この手順も進めてくれているのです。本当に、頭が下がる思いです。ICFジャパンスタッフの皆さんありがとうございます。

私自身の役割は

そんな姿に接し、私の出る幕は何処?、私に出来ることは何?、を真剣に考えてしまいました。
孔子のことばに、・・・「五十にして天命を知る」「六十にして耳順う」と続き、「七十にして己の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず」とあります。
〝70歳になってからは、心の欲するままに行動しても道徳の規準をはずれるようなことがない〟で終わっています。
孔子でも、自分の行動を完全にコントロールできるようになるのは、70歳位になってからだ、と言っているのですね。

私としては・・・、今だ「己の欲する」ものが固まっていないように感じます。
「本当は何をしたいのか」「本当はどう在りたいのか」、この追求が永遠の課題のようにも感じます。

六花亭の「十勝日誌」と壱岐の「麦焼酎」

コーチとして独立した頃に「望む人生」を言語化・明文化しました。その思いは変わっていないのですが、行動レベルで「何をするのか」に迷いがあります。
先日、区切りとなる誕生日を迎えたのに・・・。

こちらの写真は、誕生日に頂いた品で「壱岐の麦焼酎」と「六花亭の十勝日誌」。壱岐は麦焼酎発祥の地だそうで、1900年(明治33年)創業の(株)壱岐の華のお酒。
日本で初めてホワイトチョコレートを製造、販売した(株)六花亭は、1933年(昭和8年)創業の有名なお菓子メーカーですね。
長く続くお店には何があるのか、「ビジョン」「ミッション」「パーパス」などで表現される「(こころざし)」なのでしょうね。

キウイの花

「コーチ智玄」を名乗って24年、経営者の方を何人もコーチしてきましたが、「志」を持っている方は行動が違うように感じます。

いや、「行動」を意識し変えることで「志」を自らの中で固めているのかも知れません。

こちらの写真は散歩道で見つけた「キウイの花」、花に気付いたのは初めてです。雌しべ、雄しべの部分が複雑な形をしていますが、どのような機能を狙っているのでしょうか。

何かを狙った(意図した)とき、それを具体的な行動(形)に落とし込むプロセスにコーチングが有用なのです、と人には言っています。
「どうする? 智玄!」