体感してもらう

▲ 「コーチ号」の船長になるために

ちがいをちからに変える街。渋谷区

私(智玄)が協働しているNPO法人日本スクールコーチ協会が、東京・渋谷区の教育委員会が行う「若手教員育成研修」1年次/2年次/3年次研修及び「教育相談講座」での「コーチング研修」を受託しました。嬉しいことです。

他県での経験を持つ私が、企画設計することに。東京という大都市の学校ということで、区のホームページから様子を覗いてみました。

渋谷区「未来の学校」

その中に、〝渋谷区教育委員会では、渋谷区の未来像である「ちがいをちからに変える街。渋谷区」を目指して、子供一人一人が自分の個性を伸ばし先進的で柔軟な考えを育むための教育に取り組んでいます。
また、学校内外におけるさまざまな教育資源を活用して、未来をよりよく生きるための力を身につけることのできる『未来の学校』をつくり、学校教育と社会教育の充実を図っています。〟という記述を見つけました。この理念の中で、コーチング研修導入が決められたのは、これまたとても嬉しいです。

体感するワークショップ

コロナ禍、オンライン研修が続いていた事もありますが、幼稚園・小学校・中学校で児童生徒に接する先生方への研修と言うことで「体感してもらう」、知識を学ぶよりも感じてもらう事をメインにして設計しました。

先ず、先生方自身でワークやエクササイズを行って頂き、次にその振り返りを行い、気づいたことをディスカスしていく、そこで初めてコーチングスキルや理念を伝え、ラベリングしていく流れです。
テーマによっては、上記の更に前にデモンストレーションを行ってみせる事も行いました。「やって見せ言って聞かせてやらせて見せて・・・」のパターンですね。

先生向けのコーチング研修

先生方の仕事環境が大変厳しいことを知っています。過労死ラインを上回る危険な状態が常態化していたり、生徒の生死に向き合う中学校の養護教諭の方も仲間にいます。
先生方の大変さを認め承認しながらも、先生自身が自己基盤を固め幸せを感じている状態でないと児童生徒の生きる力を育てることは出来ないこと、トップ画像の海面下、見えない船底「自己基盤」の重要性を敢えて伝えました。

その上で、エクササイズのテーマは「楽しいこと」「好きなこと」「自分の強み」「望む未来」等、明るく語ることを体験してもらいました。
そして、その体験を児童生徒に対してに実践できるよう、児童生徒が明るく語れる場を作るコーチングスキルを、そしてそこに大切なコーチングマインドをお伝えしました。