江戸の花街 柳橋

▲季節の佃煮 柳ばし 小松屋

江戸の遊興コース柳橋~吉原

柳橋は、かつて江戸随一とも言われた歓楽街、両国がすぐそばにあり、吉原へ遊びに行く客たちを乗せる「猪牙舟(ちょきふね)」の発着場だったそうです。
そのため柳橋周辺にも船宿や料理屋が並ぶようになり、明治時代には、新橋と共に「柳新二橋(りゅうしんにきょう)」と称され大変に栄えたとの事です。

その柳橋に、高校時代の友人と集まり昭和を懐かしみました。
皆元気です。いや違いますね、元気な人間だけが集まっているのです。この歳になると同級生と言ってもその健康度合いには随分大きな差が出ます。集まれる部類に入れている自分の身体に感謝です。

柳橋は文人達にも度々取り上げられ、正岡子規の句をはじめ、山本周五郎、池波正太郎、藤沢周平などの時代小説や映画やドラマの舞台にもなり、江戸の雰囲気を感じられる数少ない街でしたが、今は料理屋や料亭などは、ほとんど無くなってしまい、神田川の両岸に並ぶ屋形船の船宿がかつての栄華を偲ばせています。上の写真はその一つ、明治時代から続き四代目がその味を守っている「小松屋」さんです。

ルーサイトギャラリー

ところどころに往時を偲ばせる建物なども残されています。こちらの写真の建物、周りはモダンな造りで囲まれていますが、中には昔ながらの建物が残っています。
ここ「ルーサイトギャラリー」は、2001年秋、昭和の流行歌手『市丸(江戸小唄の市丸姐さん)』の隅田川沿いの屋敷を改装し、骨董品をベースに、陶芸や工芸品などの作家ものを扱うギャラリーとしてオープンしたものです。オーナーの米山明子さん、料亭の跡取りとして期待されていましたが、時代の波には逆らえず、街から料亭や芸者が消えるのをただ眺めているしかありませんでした。そこで、人々の笑い声をまた柳橋にとり戻すこと、モノを通じて人と語り合うことを目的としてオープンさせたそうです。
「自分の選んだモノをお客様が喜んで下さる。その充足感は何物にも代えられません。」そう語っておられます。

黄色いカタクリと緑の桜(鬱金桜)

われわれは、池波正太郎も絶賛したと言われている「洋食 大吉」で、人気のヒレカツとデミグラスソースハンバーグを頂きながら、ビールとワインで旧交を温めました。

こちらの写真は、柳橋とは関係なく、私の地元の散歩道。想定をひっくり返される出会いで写真に収めたものです。どう見ても「カタクリ」なのですが、花が黄色い! もう一方はどう見ても「桜」なのですが、花が緑色!!
帰宅後調べると、「キバナカタクリ」と「鬱金桜(うこんさくら)」と分かりました。
(正直なところ、カタクリは赤紫色、桜は薄いピンクが似合うな~
この思い込みは何だろう?)