昭和モデルの〝まま〟

▲ 新型コロナがパンドラの箱を開いた

コロナが開けたパンドラの箱

COVID-19感染拡大で噴出した多くの問題は、日本社会が抱えていた歪みが顕在化したもの。
その歪みは、昭和の社会モデルを現在に引きずっている事が原因と、ズバリ示してくれたのがこの本です。
パンドラの箱に詰め込んでいた問題を、コロナが開けたのであり、コロナが引き起こしたものではない事を明らかにしています。
withコロナ、アフターコロナに向けて私が行う研修に明確なポイントを与えてくれました。

生産性の向上

これは、ビジネスコーチングで言われてきた一つの目標ですが、これからの時代に「人」が行うことなのか?という疑問が浮かびます。
生産性の高い人間を増やすことが社会の発展に繋がるという考えは、違うように感じています。
さらに「働き方改革」ではなく「生き方改革」という視点で考えるべきだと思います。

思い浮かんだ言葉

この本の終盤に「あえて無駄を作れ」という章があります。これを読んだとき、以下の言葉が思い浮かびました。
「働かないアリに意義がある」これは、本(長谷川英祐著)のタイトルです。
「気づけばしあわせ、不便の益!あなたの生活を豊かにする!」これは、不便益システム研究所のキャッチです。少し補足すると「便利とは、手間がかからず、頭を使わなくても良いことだとします。そうすると、不便で良かった事や、不便じゃなくちゃダメなことが、色々と見えてきます。」

言葉といえば

また新たなお茶の葉が

余談ですが、いつも散歩の茶畑道、妻と一緒でした。一番茶の刈り取りが終わって一月以上、一言呟きました。
「お茶、もう刈らないのかな~」
妻の返答
「お茶屋さん、儲かっているでしょう!」
??? 日本語って面白いですね。