箱根芦ノ湖の鳥居

▲ 九頭龍神社、芦ノ湖の鳥居

未完了を完了する

コーチングを学ぶ中で「未完了を完了する」という項目に出会います。「やろうと思ってやっていないこと」を持っていると、それが「あなたのエネルギー漏れ」の原因になる。なので、これを洗い出して完了させてしまいましょう、というものです。これは確かにその通りで、私も頻繁に「書き出し」「チェック」を行っています。

好奇心旺盛な私の場合、「未完了」ほどではないのですが「チョト気になる」何だろう? 何故だろう? どうなっているのだろう? が結構あります。その中の一つが、箱根芦ノ湖に浮かぶ鳥居。元箱根の成川美術館展望ラウンジから富士山を背景にした芦ノ湖を眺めると目に入る赤い鳥居です。NHKTVの定点カメラもこの景色を捉えおり、しょっちゅう放映される「絵」です。箱根神社らしいのですが、現場には行ったことがありません。今回、箱根でゆっくりする機会が出来、探索してみました。

箱根神社と九頭龍神社/本宮と新宮

平和の鳥居(扁額の文字は見えません)

この鳥居は「平和の鳥居」とよばれており、昭和27年講和条約締結の記念に建立、昭和39年東京オリンピックの折に「平和」と書かれた扁額(鳥居上部の額)が掲げられたそうです。この字は、講和条約の全権特命大使だった吉田茂元首相の直筆だそうですが、残念ながら湖に向かっているため、湖畔から見る事は出来ません。

箱根神社には「箱根大神」様と「九頭龍大神」様がおられ、境内に九頭龍神社「新宮」がありました。九頭龍神社「本宮」に行くには、車で5分ほど離れた箱根園駐車場に車を置き、そこから20分ほど歩く必要があります。その湖上の鳥居がこのページトップの画像です。こちらの鳥居は、平和の鳥居や富士山が作り出す芦ノ湖の絶景ポイントからは見る事が出来ません。私も、その存在を初めて知りました。団体の観光客が訪れることもなく静かなたたずまいでした。

幾度となく訪れている箱根ですが、まだまだ知らないことがたくさんあり、それを「知る」だけでも楽しい学習欲の強い私です。
研修参加者には「『知る』だけでは意味がない。次に広がる智恵につながったり、行動変容が起こらないと意味がない。」と言っているのですが・・・、知っているだけでも研修やお話しのネタにはなっているかな・・・。