要る?要らない?

▲ 「ただいるだけで」相田みつを

整理・整頓

整理とは「要るものと要らないものを分けて、要らないものを処分すること」。
整頓とは「要るものを使いやすい場所にきちんと置くこと」。
私がこの意味・区別をしっかりと理解したのは、結構大人になってからでした。
そして今、身の回りの整理をしています。人生の新しいステージに向けて、現状をリセットするために。そこでぶつかったのが、よく言われる「捨てられない」症候群です、多くの人に起こる症状です。

ところが、ナント! チョットした言い換えでこれをクリアできたのです。自分でも不思議なくらい気持ちが変わりました。
それは、
「要る? 要らない?」という問いではなく
「使っている? 使っていない?」でした。
(いつ使った? 最後に使ったのはいつ? も同時に浮かびます)。
私にとって、この「処分基準」がとても有効でした(私だけかな?)。

使っていなくても要るもの

こんなことを考えていると、「“使っていなくても要るもの、必要な物”もあるだろ!“消化器” はどうだ?」とツッコミ(自問自答)が入りました。

散歩道に咲く「リンドウ」

“存在していることに意味がある、価値がある” そういうものもありますね。
非常時に身を助けてくれる物。
あると安心できる物。
居ると安心できる人。

さらに考えが広まりました。
私が標榜している「望む人生」を表現するときに影響を受けた詩、相田みつをさんの「ただいるだけで・・・」を思い出しました。私は、こんな存在になりたかったのだ、と。
こちらの写真(リンドウ)は、先月下旬の散歩道で見つけた花です。野にひっそり咲く花も、そこにあるだけで意味・価値がありますね、私にとっては。

「処分基準」に戻って、はてさて困ったぞ、物理的に使っていなくても、安心感や安らぎを得るために心や気持ちが使っている(感じている)もの、思い出などが付随している物は処分して良いのか・・・、基準が揺らぎそう・・・。

いや “身の回りの整理” という目的からすれば、非常時に身を守る物以外は処分して良いのです! 処分を進めます!!