金賞を目指して

▲ 吹奏学部のコミュニケーション

全員の気持ちを・・・

かつて私の研修を受けた方のお子さんから、研修の打診が舞い込みました。
海老名中学校吹奏学部(神奈川県海老名市)の部長さんからです。その思いは、「全員の気持ちを全く同じにすることは難しい。けれど、みんなで楽しく笑顔で全国大会に行きたい。だから、一人一人の気持ちを高めていくためには、どのような心掛けで、どんな声掛けをすればいいのか知りたい。そしてそれを演奏面でも私たちの新たな力となるようにしたい」でした。
しっかりと考えられた文章です。即、喜んで引き受けさせて頂きました。

エビ吹♪コミュニケーションをよくしよう♪の巻

これは、生徒さんから頂いた研修名。ここから私は「個人の能力を引き出しチーム力を伸ばすコミュニケーション」という4時間のワークショッププログラムを作り上げ意気込んで臨んだのですが、「歓迎の演奏」で出迎えられ、嬉しくも先手を取られました。

相手の話を聞く

私も、先ずワークから入り、その振り返りを通してコミュニケーションの本質を伝え、「相手の話を聞く」エクササイズ。
非言語コミュニケーションを伝えた後、ラポール形成、承認へ。
その後、「指示、要望」「気持ちを伝える」ためのスキルとして「Iメッセージ」を。

ここ迄のまとめ、仕上げとして「近づく対話法」を、やって見せやらせて見せて・・・

チームビルディングのワーク

言語コミュニケーションの他に、体で感じるチームビルディングのワーク。
目をつむってチームの空気を読むエクササイズ、チーム全員が同期して指で支えたフラフープをアップダウンさせる、など

チームで心を一つに

自分の戦術(振る舞い)を考える視点から、チーム全員の振る舞いを感じ、見抜く視点への変化が必要なことを体感してもらいました。

「疲れた~、頭が疲れた~」
こんな声が聞かれました。対話型の進行、何時声が掛かるか(意見や感想を尋ねられるか)、ぼ~っとして居られなかったようです。
また、普段は使わない部位(脳?心?体?)を使っていたようですね。私からは、楽しんでいたように見えましたが・・・。

輝き広がる明日に

こんな夕陽の雲に出合いました

ワークショップの締めとして、「目標設定の大切さ、意味」をお伝えしました。
自分自身の目標と、チームの目標の関係性についても触れました。Z世代向けです。

エビ吹の一人ひとりが笑顔で「全国大会」「金賞受賞」に向かう姿を念(おも)い浮かべられる、私にとっても素晴らしい楽しい時間でした。

正にその念(おも)いを表すような夕空に出合いました。