読書の春

▲ 新学習指導要領を考え直す切っ掛けを与えてくれた

新型コロナのお陰で

この春3月、集合研修・セミナーが全て中止になりました。zoom(web会議システム)で行う勉強会が1件のみ残り、同じくzoomでのミーティングが3件、外出する必要は無しです。お陰で、準備時間や移動時間を含め大きな時間の余裕が出ました。
もともとコーチの仕事は自宅から電話で行うのが基本ですから、自由度は大きかったのですが、それが更に・・・。
で、本を読みました。
一昨年8月のトピックス「酷暑のお陰で『読書の夏』」と同じ構成になりました。

新学習指導要領を掘り下げる

上の画像で紹介している本は、2010年女性初の公立中学校民間人校長として横浜の市立中学に着任、中央教育審議会委員としても新学習指導要領改訂作業に携わり、2018年4月より広島県教育長に就任した平川さんの著書です。
ここでは本書の内容をお伝えすることは致しませんが、あなたにも是非読んで頂きたいと思っています。

「主体的な子どもを育てるためには、まず学校が主体的になる」というサブタイトルがついた“まえがき”は、「今のままでいいのか?」と言う質問から始まっています。
私は、先ずこの書き出しで引っ張り込まれました。「その通り!」と共感しました。

さらに平川さんは、広島県教育長に就任するとき、「教育委員会はどうしても政治的に忖度するようになってしまいがち、みんなの気持ちを一つにして、子どもに向かわせること。子どもにとって良いか悪いかで判断する」と話されています。
これも、凄いことです。

こういう人が新学習指導要領の改訂作業に加わっていた事を知り、同要領を読む視点が深くなりました。

主体的な学び

アート鑑賞から主体的に学ぶ力を
歴代の教育法に共通する物は?

新要領では、
「社会に開かれた教育過程」
「主体的・対話的で深い学び」
「チーム学校」
がキーワードになっています。

そして知識教育のAI化が、各種「オルタナティブ教育」の実現に追い風を吹かせています。
先生は「教える人」では無くなるのです。

この辺りの書籍を読みあさり、また持っていた本を読み直しました(天外伺朗「生きる力の強い子をそだてる」、工藤勇一「学校の当たり前をやめた」、大川繁子「92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て」)。

「組織における人材開発・育成」と、「未来を担ってもらう子どもの育成」の両方に足を置いている私ですが、大人と子ども現状の課題は共通した根っこだと考えています。
子どもの時に「もっと、こうしておけば・・・」が浮かびます。孫の成長過程を見ているとよく理解できます。
今、歳を取っているからこそ言えること、出来ることでお返ししていきたいと思い直しました。

そんな折見つけた日経ビジネス電子版「僕らの子育て」は、現役ビジネスマンの子育て実践談で、参考になり面白いです。

全ては、「主体的に生きる」です。
コーチの仕事は、クライアントを「主体者にする」ことなのです。