伝統芸能を気楽に鑑賞

▲ 国立劇場の周辺で

国立劇場併設の「伝統芸能情報館」

国立劇場(東京千代田区)に併設されている伝統芸能情報館では「公演記録鑑賞会」が開かれており、国立劇場や国立文楽劇場、国立能楽堂で公演された伝統芸能をスクリーンで楽しむことが出来るようになっています。
歌舞伎、文楽、能・狂言、新派、演芸・大衆芸能など、「はがき」で申し込む必要はありますが無料なのです。

声明(しょうみょう)

この日は、平成25年11月に行われた「天台宗総本山 比叡山延暦寺の声明」の鑑賞会でした。
「声明(しょうみょう)」は、法要儀式に際し、経文や真言に旋律抑揚を付けて唱える仏教音楽です。キリスト教の「賛美歌」や「声楽隊」に当たるのですかね。

元々、読経(お経)そのものに音楽性を感じ、好きだった私は大きな期待を持っての参加でした。
素晴らしいものを「教えて」もらいましたが、「感じさせて」もらうのは今一歩、・・・「生」で、更には「お寺の本堂」で聞きたい!という欲が出ました。

日枝神社の「山王祭」

山王日枝神社の「神幸祭」

このページトップのキャッチ画像、伝統芸能情報館近くで写したものですが、はっぴ姿の人が写っています。なんとこの日は、「日本三大祭」「江戸三大祭」その両方に数えられている「山王祭」で行われる「幸神祭」だったのです。2年おきに行われる幸神祭は、東京都心を300mにも亘る祭礼行列が練り歩くのですが、その全ての行列が集まり、お祓いを受けて出発するのが国立劇場の前庭でした。

上記鑑賞会に時間を合わせていた私は、その儀式が終わって戻ってくる裏方の人々とすれ違ったのでした。残念。

「日本の祭り」は、伝統文化ですかね。伝統芸能情報館には入っていません。