「学び、成長」に必要なのは「場、環境」
この半年、研修を行う中で考えさせられています。
それは、参加者(受講者)の中に「分かり易く教えて欲しい」「どうすれば良いのか答えを知りたい」というニーズが見受けられること。それも、若い世代に限ったことではないのです。
スマホや生成AIが即答してくれる時代、「分からない」「どうすれば良いのか」など自分で悩む必要がなくなってきている、その結果なのでしょうか。
「腑に落ちる」という表現がありますが、腑に落ちるためには口に入れて味わい咀嚼して飲み込む必要があるのに、「胃ろう(いろう)」と呼ばれる直接胃に栄養を入れる治療法と同じように、何もしなくても「腑に落ちてくる」、AIの対応はこれと同じ状況なのではないか。
そう考えると、空恐ろしいものがあります。
「コーチング」と「植物の育成」
「コーチング」を説明するとき植物の育成を例えに使います。
小さな一つの種が、発芽・成長し、花を咲かせ、実をならせる、それを支援するために必要なことは何か? その答がコーチングである、と。
早く大きくなれと芽を引っ張っても、赤い花を咲かせろと赤い水を掛けても、思い通りにはなりませんよ、と。
持っているもの、その可能性を最大化させる、そのための環境を作るのがコーチの役目なのです。
「研修」というと「講師から知識や行動を教えてもらう受動的なインプット型」と捉えている人がまだ居ます。
コーチが行う研修は、基本「ワークショップ」です。参加者自身がグループワークや対話を通して、自分の課題に対する答を自ら生み出す能動的な場なのです。コーチが一生懸命教え込むティーチングしていたらブラックユーモアです。
場を作り、そこにネタを渡し、環境作りに注意を払って見守っていれば、そこから「成果」が生まれる、それを信じる。これが私(智玄)の望む研修。
上のアイキャッチ画像は、それを画像化してもらいました、またAIに・・・。
研修講師に求められるもの
過去の成功事例や一般的正解が、即座に入手出来るAI時代の研修講師に求められるものは何か?
参加者が自ら口に入れ、苦みや辛みも含めて味わい、かみ砕き、自分の唾液を混ぜて飲み込む、このプロセス(場)作りです。
そのために先ず、参加者の現状、レディネスを把握しなければなりません。

事前に依頼側の担当者にヒアリングし、当日現場で確認する(感じ取る)。
これを誤ると最適な環境を作れなくなり、成果も上げられません。
なので、環境作りのためのネタ(引出し)を色々用意しておく必要もあるのです。
「対応力」の基になる「引出しの多さ」が、求められる講師の一つの要因です。
この写真のブルーベリーは、散歩中、あるお家の庭先で見つけたものです。家の庭にこんなに実を付ける木があるって、良いですね。きっと環境作りをチャンとなさっているのでしょう。


