2011年3月

「質問」について
考え、試す一日

勉強会風景
  ▲勉強会の様子

ファシリテーターの立場から

日本コーチ協会群馬チャプターの勉強会、たまたま2つの勉強会チームが「質問」に焦点を当て、午前午後続けて行われました。
午前は、ファシリテーターとして活躍している長橋さんが勉強会をリード。質問を行っていく流れとして、「共有:客観的に現状を確認」→「発散:広げる、視点を増やす、可能性を増やす」→「収束:深める、絞り込む、気持ちを尋ねる」→「共有:これからどうするか、変化変容」という構造を学び、練習しました。これは、会議やミーティングの進行を念頭に置いたファシリテータの質問技術ですが、個人を相手にした質問の構造としても同じ効果を発揮します。長橋さんが個人を相手にデモしてくれたのですが、見事なコーチングになっていました。

コーチの「効果的な質問」

午後は、コーチのコア・コンピテンシー「効果的な質問をしている」を扱いました。「効果的」とは、「どのような結果を望んで質問を行うか」を意識し、その結果が得られるように質問を組み立てること。コーチの質問は、情報収集の(質問者が知りたいことを尋ねる)質問で無く、質問を受けた方が「その答えを探しに行くプロセス」でいろいろな気付きが起こったり、思考に変化が起こることを狙ったもの。相手の中にあるものを引き出すプロセスなのです。
このセッションをリードしたのは、コーチング勉強中の高田さん。その高田さんをコーチした私が投げかけた質問は、「この勉強会を終えた後、どのような自分になっていたいですか?」でした。

2011.3.6

斎場御嶽より
日本の安泰を祈る
~東日本大震災~

久高島遥拝所
  ▲久高島遥拝所より

琉球王国最高の聖地「斎場御嶽」

東北地方太平洋沖地震発生のその時、沖縄に向かう飛行機の中でした。事の重大さを深く理解できないまま、取り敢えず津波を警戒しつつ那覇での仕事を済ませました。翌日午後、琉球王国最高の聖地であり、世界文化遺産にも指定されている「斎場御嶽(せーふぁうたき)」に向かいました。ここから東の海上に見える久高島は東方楽土ニライカナイへの「お通し(遥拝)」所として崇拝されていますが、斎場御嶽の三庫理(さんぐーい)の奥にある久高島遙拝所から、東日本大震災の被害が広がらないように、またすべての日本人が心を一つにできるように祈りました。

今、これを機にできること

羽田に戻った夕方、帰宅難民者になりながらも、妹夫妻に助けられ大渋滞の中、無事帰宅することができ、感謝。渋滞の原因は、ガソリンスタンドに並ぶ1km近くの車の列。
我々夫婦は決めました。「無駄な買い溜めは行わない」。埼玉に住む我々にとって、無くなっても何とかなるもの、何とかなる事がほとんど。生きるに困らない幸せな状況にあるのです。恵まれた環境に居ることに「感謝!」
 この災害で、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

2011.3.14

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