小諸の千曲川沿岸

▲ 断崖絶壁に造られた布引観音堂

千曲川の反対側(?)

小諸なる 古城のほとり 雲白く・・・、
島崎藤村の詩で有名な「小諸城址・懐古園」は何度か訪れていましたが、その展望台から見る千曲川の反対側に位置する「布引観音と氷集落」を訪問しました。
「反対側」思わず書いた表現ですが、面白いですね・・・、意識の奥には懐古園側(東岸)がメイン(主)だという感覚があります。そこから見る西岸は反対側、両岸を対等に見ていない自分が居ました。今回、その西側にある素晴らしい歴史遺産を体感しました。

信濃三十三観音霊場・布引観音堂

上のアイキャッチ画像を見てください。断崖絶壁にへばり付いた観音堂、よくぞこんな所に造りました。観音堂に続く最後は岩をくり貫いたトンネルです。写真の右奥は、千曲川を挟んで見る浅間山、素晴らしい景色です。
信濃三十三観音霊場は、善光寺への古き街道筋にあることから、善光寺信仰とも深いつながりを持っており、牛に化身して、強欲な婆さまを善光寺に連れていき改悛させたというが布引観音様だそうです。

天然の冷蔵庫、風穴

風穴底の気温は3℃でした

風穴とは、礫と礫の隙間から冷風が吹き出す穴の事で、石が積み重なった斜面地下の風の通り道が成せる技、自然が作り出すものは凄いですね。
ここ氷集落には、江戸時代から凍氷を貯蔵し藩主に献納したという記録が残っており、正に名前通りの集落です。
明治時代には繭種貯蔵で大活躍し、その後は農産物や出荷用の花、漬物などの保存に使われてきたそうです。今も、地元の方が天然の冷蔵庫として使っていました。