音読療法と出会う

▲ 講師の沖さん

質の良い呼吸と身体をつくる

日本コーチ協会埼玉チャプターの勉強会に参加。今月は「音読療法」、最近これを学び始めた沖コーチの進行でした。上記標題は音読療法協会が使っているキャッチで、音読療法とは「呼吸と声を使うメンタルケアの方法」と定義づけています。
中心となるのは、呼吸法、音読エチュード、共感的コミュニケーション。呼吸法と音読で、いわゆる“マインドフル”な状態を引き寄せ、ひいては身体や心の健康につながるとのこと。

震災のボランティア活動が契機

東日本大震災で、意気消沈している人や津波襲来の恐怖でPTSDを発症した人達に施し、心の健康状態を向上させるのに大きな効果が認められたそうです。
相手と自分への「思いやり」を軸にしたコミュニケーション法で、見下したり卑下したり、勝ち負けといった反応を手放してお互いを大切に扱うための視線を養うシンプルな方法で、表現行為を通じて「楽しめる」ことが大きな特徴であることを体感しました。

大きな声を出すと元気が出る

教師や講師として多人数を相手に大きな声で話をする事が多かった私の体験から、声を出すことは健康法一つであることには気づいていましたが、音読療法協会のホームページにも「呼吸法と音読で、深層筋(コアマッスル)を鍛え、自律神経を整えます」とありました。
私も研修では「声を出させる」ことを、緊張をほぐしたりリラックスさせるために使っていましたね、アイスブレイクなども含め。今後は、音読効果を意図した仕掛けを考えようと思います。